本当の“良い姿勢”とは?猫背が気になるあなたへ
「姿勢が悪いね」「猫背だよ」と言われたことはありませんか?
では、“正しい姿勢”とはどんな状態を指すのでしょうか。
猫背の方は、頭・お腹・膝が前に出て、全体的に重心が前がかりになってしまっています。これにより筋肉や関節に余計な負担がかかり、首・肩こりや腰痛の原因にもなりかねません。正しい姿勢とは、横から見たときに
頭のてっぺん → 耳の穴 → 肩の骨 → 股関節 → 膝の真ん中 → 足の外くるぶし
が一直線に揃っている状態をいいます。
この一直線が保たれていると筋肉や関節への負担が少なく疲れにくく
ケガもしにくい身体になります。あなたの今の姿勢はどうでしょうか?
一度、鏡や写真で確認してみるのもおすすめです。
姿勢の改善は身体の不調の予防にもつながります。
その不調、姿勢の悪さが原因かも?
姿勢が悪いと見た目の印象だけでなく、実は身体にもさまざまな悪影響が出てしまいます。
たとえばこんな症状、思い当たりませんか?
肩こり・腰痛・頭痛
イライラ感・睡眠の質の低下・体のだるさ
便秘や下痢などの胃腸トラブル
下半身太りやむくみ
これらの不調、姿勢の悪さが引き金になっているかもしれません。
姿勢が崩れると筋肉や内臓が本来あるべき場所からズレてしまい筋肉に偏った負荷がかかったり、
内臓の働きが落ちたりします。
さらに「巻き肩(肩が前に出る姿勢)」になると肺がうまく膨らまず、酸素を取り込みにくくなります。
その結果、脳の酸素不足が起き、イライラや頭痛、倦怠感の原因になってしまうこともあるのです。
もし、上記のような不調が思い当たるようであればまずは姿勢を整えることから始めてみませんか?
姿勢の悪さが、太りやすさ・老け見えの原因に!?
先ほども触れたように悪い姿勢は見た目の問題だけではなく、体の内側にも大きな影響を与えます。
そのひとつが「代謝の低下」。代謝とは食べたものをエネルギーに変換して消費する働きのこと。
この代謝を支えているのが筋肉と内臓です。しかし、姿勢が悪くなると…
筋肉が正しく使われない
内臓の位置がズレて機能が落ちる
呼吸が浅くなり、酸素の取り込みが減る
このような状態に陥り代謝が落ちてしまいます。つまり姿勢が悪い = 太りやすい体質になるということです。
さらに、女性にとって見逃せないのが「老け見え」のリスク。
背中が丸まり首が前に出るような姿勢を続けていると…
首や顔の皮膚が引っ張られたるみが発生
老廃物が流れにくくなりむくみやくすみが悪化
表情筋のバランスも崩れ老けて見られることも
姿勢の悪さが引き起こす見た目や体内への影響は想像以上に大きいのです。
いつでもご相談ください!
姿勢を正しく保つためには筋肉量、特に体幹まわりの筋力が欠かせません。
背中が丸まらないように支えるには、インナーマッスル(深層筋)がしっかり働く必要があります。
ただし、ハードな筋トレをしなくても普段から正しい姿勢を意識して過ごすことが
インナーマッスル(体幹)を鍛えるいちばんの近道です。
まずはご自身にとっての「正しい姿勢をインプット」することが大切です。
その姿勢を習慣づけることで自然と筋肉が働き、姿勢が安定していきます。
当院ではお一人おひとりのお身体の状態に合わせて最適な治療・アドバイスを行っています。
「自分の姿勢、気になるな…」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
一緒に無理のない姿勢改善を目指しましょう。